オリンピック後記 ”意味がわからない”

様々な観点での賛否両論の中、オリンピックが閉幕した。

私個人は連日仕事・テレビ・仕事・テレビと忙しく楽しませていただき、ブログを書くのもおろそかになってしまったが、あらためてスポーツの楽しさ・素晴らしさ、アスリートの皆さんに感謝と敬意を示したい。

オリンピック中は競技結果以外にもいろいろなニュースがあったが、中にはやはり違和感を感じざるを得ないものも散見された。。。

 

よくあったのがメディアの二枚舌論だ。つまりコロナ禍のオリンピック開催を疑問視する内容を放送しながら、開催されるや競技結果を賑やかに放送するのはいかがなものかというやつだ。

オリンピック終了後を見据え“コロナ推し”を併用する『モーニングショー』の二枚舌(木村 隆志) | マネー現代 | 講談社(1/4)

私も日本のメディアに辟易するところはあるし、オリンピックに反対なのか歓迎なのか節操がないと映るのはわからんではない。ただ、これはこれでテレビとはそういうものではないかとも思う。コロナ禍で実施するのは問題ではないか、政府・都・委員会の対応対策が不十分ではないかと問題視されていることも放送し、スポーツの競技結果もコロナ対策の良し悪しとは別の話として放送する。何かといじられるモーニングショーにおいてもオリンピック開催支持者の意見も放送していた。どう判断するかは視聴者だし、殊更にどちらか一方の見解に視聴者を洗脳しようともしていなかったと思う。

あの程度に洗脳されるとしたら、その人はきっとワクチン打ったらチップを埋め込まれると信じるレベルの人ではないか。

 

また昨今の教育・指導現場でよく見られる違和感。

五輪柔道コーチ「平手打ち」が波紋...国際柔道連盟「道徳的規範に反する」 選手は「私が選んだ儀式」と擁護(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

この程度のこと、二人の関係性の中で解決されていればよいではないかと思うのだ。

もちろん程度の問題はあろう。相手にけがをさせる、相手に苦痛しか与えないのであれば、それは単に暴力だ。しかしこれが道徳的に許されないような暴力だろうか?

ひとをいたわる時励ますときに肩を叩くのは暴力なのか?行って来いとお尻を叩いてあげるのは道徳的に許されないのか?

程度の認識は人によって違うからと、なんでもゼロにしておくことがよいというのはあまりに幼稚ではないか?

 

次の特大違和感、、、

「オンライン虐待だ」韓国アーチェリー金メダリストへの「フェミニスト論争」を海外メディアも報道(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース

 <W解説>韓国で東京五輪「3冠王」アン・サン選手への中傷=背景には「強制徴兵」など女性優待への不満(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース

炎上覚悟で(と言うほど誰も読んでないブログだが)書くと、私も昨今のテレビやネットでフェミニズムを声高に言う人間のことは好きになれない。大嫌いと言ってよい。

しかし、このニュースには驚いた。ショートカット=フェミニスト=けしからん、とはなんと無茶苦茶な論法か、、、なるほど徴兵制という制度とそれに伴う環境について男女差別の議論になるというのは理解できるが、だからと言ってさすがにこれはひどい、、、このブログのひとつのテーマらしきもの(?)、「マイノリティがマイノリティへの偏見を増幅させる」例の一つかもしれない。

 

しかしまぁとかく韓国・中国に関するニュースというのは、その真偽というかそれがマジョリティなのか意図的に一部を切り取ったのかよくわからないニュースが多いように思う。私も韓国や中国の政府に対していろいろと思うことはあるが、悪意に満ちたニュースばかりにひきずりこまれないよう注意が必要だ。

あたりまえだがどこの国にも悪い奴もいれば素晴らしい人もいるのだ。  

五輪柔道、敗れた韓国選手が試合後に... 「これぞスポーツマンシップ」粋な振る舞いに称賛: J-CAST ニュース

中国体操銀メダリスト、「選手への誹謗中傷謹んで」。橋本選手の投稿受け呼びかけ(36Kr Japan) - Yahoo!ニュース