ユニクロ

仕事・健康を理由になかなか書けないこのブログ。でもギブアップせずにまた書いてみる。

今日はユニクロユニクロの利用者数を存じ上げているわけではないが、今やユニクロを買ったことがない、持っていないという方は結構なマイノリティだったりしないでしょうか?

私も持っています。ただ、もう何年も買っていませんし、これから買うことももうないと思います。

なぜか?理由は2つあります。まず1つ目、単に商品に魅力がない。その昔フリースが世に出回り始めた時には目新しさ・暖かさ・安価が魅力で買ったものだが、結局、安いだけで外出着に長く着たいものでもなく、くたびれも早く単に家着でしか使えないものであった。何度かその他のものも買ってはみたが、どれも品質に満足いくものではなく使い捨て商品にしか感じなかった。

ので、今や私が所有するユニクロ商品は何年前に買ったかわからないほど古いよれたフリースと着なくなったヒートテックが1-2枚あるだけだ。

2つ目はこういった安くて使い捨て的な商売(もちろんユニクロはそのように自覚していないだろうが)と経営者である会長柳井正氏が嫌いだからだ。

ファストファッションは需要があるのは理解できるしすべてを批判する気もないが、一方でよく言われるSDGsと相容れるものなのか?との疑問もわくし、柳井一族が超大金持ちなのは周知に事実だが、そこで働く人たちはすべて適正な報酬は得ているのか?との疑問もある。

ユニクロ含むいくつかの企業が問題視された中国・新疆ウイグル自治区でのウイグル族弾圧問題でも清廉潔白が証明でき、後ろ指刺される覚えはないと言うのであればもちろんお続けになればよいが、私自身はそのような清廉潔白な証拠を見聞きしたことがないし、明確な事実・態度を示さず非常に不快感をもった。

そこへ今度はロシア問題である。先月末にウクライナにロシアが侵攻し、多くの企業がロシアでのビジネスを停止する中、柳井氏は「衣服は生活の必需品。ロシアの人々も同様に生活する権利がある」とロシアでの商売を続けることを発表した。ところがこれに批判の声があがったら一転営業一時停止を発表したのだ。

ロシアにはユニクロ以外に衣服を供給できる企業がないというならいざ知らず、どうして日本の一企業であるユニクロがロシアの方の生活権を守るようなことに尽力しなければいけないのか私自身はよく理解できないのでユニクロ方針・柳井氏の発言には賛同しかねるが、これもまた企業企業の判断はあろうからどうぞお続けになればよいと思う。

ただ、私が好きになれないのは、独立自尊の商人とか立派なことを言いながら、結局こうして信念・方針をいとも簡単に変える点だ。

銭金の問題だけではなく、ロシア国民のためにユニクロはロシアで衣服を売り続けるのだとお決めになったのであるからお続けになればよいではないか。批判を受けたから、不買運動につながるかもだからやめるというのなら最初からロシア国民の権利などと大きなことを言うべきではないのでは?と思うし、結局銭金の問題だったんでしょ?と言いたくもなる。

ユニクロの迷走を笑えるか?との下記記事を見たが、私は笑えます。

 

ユニクロ「ロシア対応の迷走」を日本人は本当に笑えるのか | DOL特別レポート | ダイヤモンド・オンライン

ファストリ柳井社長が10月14日に語った「人権」「信念」「ユニクロ改革」 6000字超の全文公開 - WWDJAPAN